一人旅に適した旅行スポットや観光ルートをシチュエーションごとに紹介。

さむーい冬。この時期になると人気が出てくるのがオーロラ観測ツアーですよね。だけど、実際には見に行きたくてもなかなか長期休暇が取れずに諦めてしまう方も多いかと思います。私もその中の一人でした。しかし、私は見つけました。日本にいながら北極にいるかのように流氷の上を散策出来て、オーロラを体感できる場所。この幻想的な世界だからこそ気兼ねすることなく自由にのびのびと楽しみたいと思い、ひとり北海道の知床へと向かいました。

知床は年中人気の観光スポットで、春から秋に賭けては自然の中を散策するネイチャーウォークが行われています。そして、2月上旬から3月下旬にかけて行われるのが『流氷ウォーク』です。私は今まで、流氷観測は船などの上からしかできないと思っていたのですが、実際にその上を歩くことが出来るんですね。
事前にツアーの予約をして、現地に向かいます。持ち物は耳まで隠れるようなあたたかい帽子だけでOK。服装は、上はフリースなどの温かいもの、下はジーンズなどの保温性があって動きやすいもの。あとは、現地に行けば流氷ウォーク用に開発されたドライスーツ・手袋・長靴をレンタルできますので防寒対策はバッチリです。
流氷の上ではプロのガイドさんが案内してくれますので、安心して流氷の上を歩くことができます。私も他の人の見よう見まねで、大き目の流氷を選びながらピョンピョンと進んでみたり、流氷を抱えながらラッコのように浮いてみたり。ある女性が、小さめの流氷を選んで空の水筒に入れていたので何をしているのか勇気を出して聞いてみたところ、ホテルに帰ってからその氷でお酒やドリンクを飲むとのこと。私も水筒を持ってきておけば良かった～(泣)。と思ったら、その方も私と同じホテルで一人旅だったようです。そんな偶然もあって、ホテルで流氷を少し分けてもらえることになりました。こうした旅でのちょっとした出会い(？)も一人旅の醍醐味の一つですよね。で、頂いた氷でさっそくウイスキーをロックで飲んでみました(夕方だけど)。なんだか大人の贅沢って感じ♪最高です！

さぁ、そんなこんなでおまちかね、オーロラを体感できる『知床ファンジア』の時間がやってきました。迫力ある音楽とレーザー光線が知床の夜を彩ります。夜空が光のベールで覆い尽くされている様は、ここが日本だということを忘れてしまうくらいに幻想的で、夢のような世界に引き込まれてしまいました。
皆さんもぜひ、知床で神秘的な空間を体験してみてくださいね～。

『流氷ウォーク』
※ツアーの申し込み・詳細は下記ホームページを参照ください。
ホームページ：http://www.shinra.or.jp/ryuhyo_walk.html

『知床ファンジア』
ホームページ：http://www.gutabi.jp/spot/detail/1466