一人旅に適した旅行スポットや観光ルートをシチュエーションごとに紹介。


これぞ究極の自分磨き(その1)
福井県、永平寺といえば、その佇まいを前にすると誰もが息をひそめてしまう。
実際、私も一度訪れたことがあるのですが、その日は雪もちらつき、その静けさを余計に引き立たせていたようにも感じたものです。
正式名、「曹洞宗 大本山 永平寺」と言い、曹洞宗のお坊さんは、必ずこの永平寺修行をされており、今こうしている間にも、多くの僧侶が修行に励んでおられます。
さて、そんな格式のあるお寺を紹介して、『一体どうしようと言うのか』と思うでしょうが、ここでできる“自分磨き”は、ズバリ!
修行です。
正確には、修行体験ですが、あなたが何を信仰していようが関係なく、修行に精進する気があるのであれば、一泊二日の「参籠(さんろう)」と、二泊三日の「参禅(さんぜん)」のどちらかを選ぶ事ができます。
参籠の方は、座禅や法話を体験し、ちょっとした研修。
とはいえ、軽く考えるのは間違いですが、お料理も“お客様”仕様な雰囲気のようなので、参加にあたって少し不安な方は参籠がよいかもしれません。
そして、実際の修行僧の方達とほぼ同じ事を体験できるのが、参禅です。
こちらは、生半可な気持ちで参加するのはもってのほか。覚悟をして臨んだ方がよいでしょう。
永平寺は、単に参拝するだけでも、前もってここでの作法を最初に教わる程、厳しい場所。
修行体験でさらに細かなお作法がないわけありません。
間違えると厳しい叱責をいただきます。
両方とも、言わずもがな、修行中は禁煙、携帯は禁止です。
普段の生活の一切から離れ、“自分”という存在を見直すきっかけになるかもしれません。
【詳細】
永平寺の修行体験:http://www.mitene.or.jp/~katumin/eiheiji/soutou1.htm
