一人旅に適した旅行スポットや観光ルートをシチュエーションごとに紹介。


毎日に少し疲れたとき、これからの自分を考えたいとき、周りと少し距離を取って一人で向き合う時間が必要ですよね。ボーッとインターネットサーフィングをしていると、とっても心ひかれるスポットを見つけたので、さっそく向かってみたいと思います。
さて、やって来たのは、りんごの生産量が全国1位の青森県弘前市。“りんごの街”ということだけあって、りんごのキャラクターやデザインをところどころに見かけることができます。弘前公園内にある追手門広場に行けば、山車展示館や郷土文学館など津軽の歴史を学べるスポットも多くあります。そんな中、私が訪れたのは並木沿いにある『禅林街』。ここは33の寺院が並ぶ、全国的にも珍しいスポットなのです。
なんだかここを歩くだけで、色々なパワーがみなぎってきそうです。さぁ、もう皆さんは私がこれから何を体験するかわかりますよね。そう、今からここで≪座禅≫体験をしたいと思います。
朝10時半。決められた場所に集合し、お世話になる寺院へと向かいます。まずはお寺の方からのお話があるのでそれを聞きます。普段こういったお話を聞く機会もないですし、お寺の方がとても温和な話し方をする方だったので、話がすとんと心に沁みました。さて、いよいよ座禅の時間です。障子に向かって座り、足を組んで目をつむって開始です。皆さんもテレビとかで見たことがあるかと思いますが、それ同様、僧侶が棒(警策 けいさく/きょうさく と読むそうです)を持って後ろを歩きます。
僧侶の存在を気にしちゃいけないんですけど、最初は気になって仕方がない(笑)。近くで叩かれた人がいて、その音の大きさに驚きビクビクしていたら、僧侶が私の後ろで止まりました。あちゃ~と思った途端、肩に合図があり「バシッ」。あれ?思っていたより痛くないなぁなんて思ったのですが、せっかくここまでやって来たのです。精神統一。・・・気づけば、あっという間に座禅終了タイム。
途中、あれからもう1度叩かれたのですが、それ以外は、今までの自分、そしてこれから叶えていきたいことなどを考えて過ごしていました。以上で、約1時間の座禅体験コースは終了です。座禅終了後はなんだか清々しい気持ちで、とっても心が晴れ晴れします。こうして自分と真剣に向き合えるのもおひとり様ならではですよね。
こちらの座禅体験コースは一人500円で、私が体験した10時半からの午前コース以外に、14時スタートの午後コースもあります。皆さんも座禅で、自分としっかり向き合ってみませんか。
