一人旅に適した旅行スポットや観光ルートをシチュエーションごとに紹介。


旅行へ行くにしても、友達や家族と楽しく行きたいところもあれば、自分のペースでゆっくり見たいところもあると思います。特にお城や寺社などはひとりでじっくり見たい場所じゃないですか?
造りや景観、歴史的背景など見るところがたくさんあるのだから、誰かと話しながらよりはひとりでじっくりみていたい、一人旅にもってこいの場所だと思います。
といっても、日本にはたくさんのお城や寺社があるから、どこに行こうか悩んでしまうかもしれません。そんな時は、有名な「厳島神社」へと行ってみませんか?もちろん有名スポットだからオススメしているわけではありませんよ!
「厳島神社」は広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社で、平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られる日本屈指の名社です。1400年の歴史がありユネスコの世界文化遺産に登録されています。
平清盛が一族の繁栄を祈って建てたもので、平安期の寝殿造りを神社建築に応用した長い回廊が特徴的。海の中に立つ赤い鳥居や木造建物が建ち並ぶ姿は日本でも珍しく、海上木造建築物としては例がない潮の干満を利用した設計は、国際的にみても珍しいものです。
社殿は海の上に建てられているのですが、古くから島全体が神として信仰され「神をいつきまつる島」として崇められていた宮島の神聖な土地に建てるのを避けたためだと伝えられています。
回廊は108本の柱、間隔が8尺、灯篭の数が108個といったように、「108」や「88」といった「8」の数がたくさん使われているのですが、末広がりで縁起がいいとされているからなんですよ。
床の木材は隙間を空けて敷くなどの高潮や台風から守る工夫がされているのですが、それでもたびたび台風や高潮の影響で被害を受け、そのたびに大規模な修復が行われています。そのため修復することを前提に建てられたともいわれていて、ところどころ少し色が違うのは建てられた時代などが違うからなんだそうです。
そんな厳島神社は、入口で入場券を買って中に入ることができるのですが、出るときにまたこの入場券を見せないといけなので、取り出しやすいところに用意しておくとあわてなくていいかも^^
進路の最後に大鳥居があります。この朱塗りの大鳥居は、高さが約16m、支柱の周囲約10mあり、厳島神社のシンボルでもあります。潮の満ち引きで海に浮かぶように見えるようになるし、潮が引けば大鳥居まで歩いてくことができます。
素材は楠の自然木で、土に埋めることなく自然の重みで立っています。構造の工夫だけで自力で立っているそうです。せっかだから潮の引いている時に訪れて、すぐそばで見るのもいいかと思います^^厳島神社入口の拝観受付に干満時刻表があるので確認することもできます。
世界的に見てもとても珍しい造りをした厳島神社は一度は訪れてほしいスポットです。できればひとりでじっくりとその歴史に触れてほしいと思います^^
所在地 | 広島県廿日市市宮島町1-1 |
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お問い合せ | 0829-44-2020 |
公式サイト | http://www.miyajima-wch.jp/jp/itsukushima/index.html |
アクセス | 宮島桟橋から徒歩約15分 |
近隣観光地 | 五重塔、千畳閣、紅葉谷公園など |
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